レモン人間

君を見つめてる人はどこかにいる
灯火の下で泣いても君は一人じゃないよ
先急ぐ街のあわてた夜の顔を 僕は丘に登り静かに息をやめる
君があいつと別れてひとりぼっちになって
三十歳になってもまだひとりぼっちならば
僕のとこへおいでよ受け止めてやるよ

レモンの実がなったなら 僕と一緒にそこへ行こう
同じ空の下で生きてる喜びをかみしめながら

時は流れる 君も年を取る 僕らの生活はきっと消えていく
僕は君を待ってる いつまでも待ってる
レモンの木の下で いつまでも待ってる
体操座りでレモンのように 地面に埋もれた三つ葉のように

レモンの実がなったなら 僕と一緒にそこへ行こう
同じ空の下で生きてる喜びをかみしめながら